沖縄コロナ急増33人 週の感染者合計3.2倍 北部高齢者施設で19人(12月25日朝)


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 沖縄県は24日、20~90代以上の33人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週金曜日の1人から大幅増。名護市を含む北部保健所管内に28人が集中し、うち19人は同管内の町村部にある高齢者施設の関係者で、クラスターにあたるとみられる。オミクロン株患者の発生や、北部地域の流行を受け、県は無料検査の体制を強化することを決めた。

 1日の新規感染者が30人を超えるのは10月15日以来、70日ぶり。療養者数は102人となり、11月9日以来の100人超となった。直近1週間の新規感染者は前週比3・2倍と、急増している。

 県の糸数公医療技監は、北部の流行はデルタ株によるもので「市中感染が始まりかけている」と懸念を示し、積極的な検査を呼び掛けた。

 米軍関係は新たに18人の感染が報告された。オミクロン株の拡大が懸念されている米軍キャンプ・ハンセンは8人で、15日以降の感染者は合計240人と増加が続く。嘉手納基地2人、キャンプ・キンザー1人、キャンプ・フォスター2人、キャンプ・コートニー2人、キャンプ・シュワブ1人、不明2人だった。 (知念征尚)