麺はレンコン、三枚肉は車麩!沖縄そばを「ヴィーガン」で Natural Tone Okinawa(宜野湾市)<うちなー味まーい40>


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ヴィーガン沖縄そば(左)とタコライス

 【宜野湾】沖縄県宜野湾市我如古の「Natural Tone Okinawa(ナチュラルトーン沖縄)」(荒川健代表)では、豚やカツオなどの動物性食品を一切使用しないヴィーガン沖縄そばを販売している。

 琉球大学北口近くにある同店舗は、学生が集まる居酒屋を営んでいたがコロナ禍でカフェに転換。その際に荒川代表が、NPO法人日本ヴィーガン協会理事で沖縄支部長の齋田実美さんに相談。レシピを考案した齋田さんの許可を受け、レンコンを練りこんだ麺を使用した沖縄初となるヴィーガン沖縄そばが生まれた。昆布や切り干し大根などを使用した植物性のだしは繊細で優しい味で、車麩を使用した三枚肉は見た目も食感も裏切らない味として話題になっている。レシピを監修した齋田さんは「材料や量により異なる難しいレシピをよく完成させてくれた。沖縄のソウルフードである沖縄そばをヴィーガン提供することで多様性が広がる」と絶賛した。

 荒川代表は「敷居が高いと思われていたヴィーガン食を学生でも親しみやすい沖縄そばで提供することができた。毎日食べられる優しい味を提供していきたい」と意気込んでいる。

 ヴィーガンタコライス、ハンダマや長命草入りの琉球グリーンスムージーなどのメニューもある。https://www.instagram.com/naturaltone.okinawa/参照。営業時間は午前11時から夕方(コロナ禍のため不定時)。月曜定休。1月3日まで年末年始休。(電話)098(898)7543。
 (喜納高宏通信員)

ヴィーガン沖縄そばとタコライスを持つ荒川健さん(中央)、妻の真紀子さん(左)、齋田実美さん