2022年を迎え、県内企業の多くが4日から気持ちを新たに業務を始めた。新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」感染が県内でも広がる中、県内主要企業の代表者に今年の抱負やキーワードを語ってもらった。事業やサービスの展開を通じて、コロナ禍で停滞する県内経済の好転を期す経営トップの思いを紹介する。
気付く、考える、実行する
上地哲誠サンエー社長 コロナ禍の中で、全社員が「一致協力」で対応してきた。社員の変化対応への意識の高さ、協力する姿勢に心から感謝したい。企業の永続性は、お客様の信頼と支持が基本であり、人財力が基礎となる。人財とは主体性をもって気付く、考える、実行する人。企業理念を軸にして、幸せを共感する企業を目指す。
5G・ITCで未来を創造
菅隆志沖縄セルラー電話社長 本土復帰50年、そして5G本格稼働の重要な年。5Gエリアは、3月に沖縄本島でカバー率90%超に拡大する。5Gの魅力を多くの方に感じてもらい、利便性向上に貢献したい。当社の5G・ICTの先端技術を活用し、沖縄の抱える医療、貧困、自然環境保護等の課題に全力で取り組み、沖縄の明るい未来を創造していく。
100年企業を目指して
當銘春夫りゅうせき社長 コロナ禍で激変した暮らしや、脱炭素社会における未来の沖縄のために、当社グループの使命を検証し経営システムを再構築する。さらに100年企業へ向け持続的成長と企業価値向上を目指し、ライフラインを担う供給網を拡大し県民の豊かな暮らしと経済発展のために、一丸となって全力で取り組む。
情緒的価値の創出
糸数剛一リウボウホールディングス会長 競合他社との同質化競争から脱却と独自性を追求することで、「リウボウ」ブランドの存在価値の向上を継続する。来店の際に「刺激がある」「満足度が高い」といった情緒的価値観の創出と、「最高のお買物体験」を提供するべく、全社一丸となって取り組んでいく。
持続可能な経済
山城正保おきなわフィナンシャルグループ社長 沖縄の未来を切り拓いていく存在になりたいとの想いから、昨年、沖縄銀行を傘下とする持ち株会社体制に移行した。サスティナビリティ方針のもと、金融をコアとするグループとして取り組み、未来に、暮らしに、新しい風を、お客さまに寄り添い地域と共に成長してまいりたい。