沖縄県は9日、新型コロナウイルスに感染し自宅療養している人の一部に、車中泊している人が確認されたとし「エコノミークラス症候群」になる懸念があるとして、できるだけ自宅内で療養するように呼び掛けた。
エコノミークラス症候群は食事や水分を十分に取らない状態で、狭い座席に長時間座って足を動かさない状態が続くと起こる。血液が固まり、それが肺などに流れると血管が詰まることがある。
県の担当者は同症候群になれば「生命に関わる危険な状態になる」と懸念を示し、自宅での療養が望ましいとした。一方、自宅療養中も家族と食事はしないことや、マスクをし続ける、継続的な換気の実施、ドアノブなどの共用部の消毒など、感染を広げない対策が必要になるとした。
(知念征尚)
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