【速報】沖縄県、まん延防止措置の3週間程度の延長要請を決定


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会見する玉城デニー知事=24日午前、沖縄県庁

 沖縄県の玉城デニー知事は24日午前、記者会見を開き、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う「まん延防止等重点措置」について、今月末の期限を2月20日ごろまで、3週間程度延長するよう政府に要請すると発表した。

 玉城知事は「(第6波の)ピークは越えた」として、重点措置は一定程度の効果が得られたとの見解を示した。その上で「いま重点措置を解除して、若年層における感染が再拡大した場合、地域医療は耐えられる状況にはない。新規陽性者の減少傾向を維持するためには、重点措置を継続することが必要だ」と説明した。27日に開かれる予定の県感染症対策本部会議までに、出口戦略や重点措置の適用地域などの検討を進める考え。

 会見で玉城知事は、感染動向を分析する県疫学統計・解析委員会の分析などを元に、沖縄県内における感染症の「第6波」で、新規陽性者のピークは1月18日だったとの見解を示した。感染症の増加時と同様なペースで陽性者数が減少すると仮定した場合、人口10万人当たりの新規陽性者数が100人を下回るのは2月3日ごろ、確保病床数に対する入院者数の割合が50%を下回るのは2月15日ごろと試算した。

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