沖縄、コロナで90代3人死亡 新たな感染は715人(2月2日朝)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は1日、新型コロナウイルスに感染した90代の女性3人が亡くなったと発表した。新型コロナによる死亡者は計402人。県によると、未発表の死亡者が複数人いるという。また、新たに10歳未満から90歳以上の715人が感染したと発表した。

【ひと目で分かる】沖縄のコロナ感染状況

 亡くなった3人はいずれも基礎疾患があったという。うるま市の女性は、1月21日に自宅から病院に搬送され、同日に死亡が確認された。糸満市の女性は21日に入所施設で感染が分かり、24日に入院先の病院で亡くなった。那覇市の女性は17日に入所施設で感染が判明し、施設内療養で往診を受けていたが25日に亡くなった。

 新規感染者は先週火曜日の1175人から460人減少した。入院患者は429人で重症者は6人。高齢者や障がい者が利用する福祉施設計86カ所で感染者がおり、施設内療養者は175人で、そのうち23人が酸素投与を受けている。

 県は1月の新規感染者3万1890人のうち、ワクチンの接種の有無が判明している人のうち、未接種者が9900人、1回目が283人、2回目が11606人、3回目284人になると報告した。医療機関による発生届の段階で接種について不明だったのは9817人。糸数公医療技監は「ワクチン接種者が増えれば、感染者も減ることが期待できる」と接種を呼び掛けた。  米軍基地関係の感染は49人だった。(嘉陽拓也)


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