りゅうせきが都市ガスに参入 シェア2割切り替え目標 ryuchellさんがイメージキャラクターに


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「りゅうせき都市ガス」のサービス開始をPRする、りゅうせきの當銘春夫社長(右)とりゅうちぇるさん=1日、浦添市西洲の同社

 石油卸売業などを展開するりゅうせき(浦添市、當銘春夫社長)は1日、家庭向け都市ガス「りゅうせき都市ガス」のサービスを始めた。都市ガスが従来から供給されている6市町村(那覇市、浦添市、豊見城市、南風原町、西原町、中城村)が対象。県内では沖縄ガスが家庭向け都市ガスサービスを実施しているが、りゅうせきは格安プランやキャンペーンを展開し、シェア2割の切り替えを目指す。

 都市ガスの家庭向け販売は、2017年4月に小売りが全面自由化された。県内では1日現在、5社が参入している。

 りゅうせき都市ガスでは、申し込みをウェブサイトに限定することで人件費を抑制し、基本料金を割り引くプランを実現。同社の「がんばLOWプラン」では、これまでの一般料金と比べて年間5千円以上安くなるという。申し込みから開通までは1カ月程度掛かる見通し。沖縄ガスの既存の導管を使って供給する。

 りゅうせきは1日、浦添市の同社で会見を開き、サービスの開始を発表した。

 當銘社長は「消費者にとって、お得で安心できる、メリットあるサービス」とアピール。サービスのイメージキャラクターryuchell(りゅうちぇる)さんは「りゅうせきの新たな取り組みに携われてうれしい」と話し、新サービスの誕生を喜んだ。

 サービス申し込みはウェブサイトで「りゅうせき都市ガス」と検索。問い合わせは098(858)0649。
(小波津智也、写真も)