国道329号与那原バイパス、3月6日に西原町小那覇ー南風原町与那覇の全線で暫定開通


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 沖縄総合事務局は4日、西原町小那覇と南風原町与那覇を結ぶ4・2キロの国道329号与那原バイパスが、3月6日に全線暫定開通すると発表した。与那原町与那原―南風原町与那覇間の2・2キロが片側1車線で暫定開通する。与那原交差点など渋滞しやすい場所の混雑緩和が期待される。

 那覇市と東海岸をつなぐ国道329号は、朝夕の通勤ラッシュなどで交通渋滞が頻発し、アクセスの向上が課題となっていた。与那原バイパス事業は1992年度に事業が始まり、2004年度に着工した。今回暫定開通する区間は、将来的に片側2車線となる計画だが時期は未定。

 南部国道事務所によると、バイパスの整備で県庁から与那原町と西原町にまたがる中城湾港マリンタウン地区への所要時間は、現在の59分から51分に短縮される。西原町から県立南部医療センター・こども医療センターへの所要時間は28分から13分に短縮され、救命率の向上も見込まれる。

 (沖田有吾)


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