沖大生、県産品に改良提案「購入層を明確に」 流通・販促2社と協業


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県産商品の改良に携わった沖縄大学メディア研究会の(左から)上地英理奈さん、喜瀬拓斗さん、新垣志織さん、上地史織さん、上良郁弥さん、島袋美和さん=16日、那覇市の沖縄産業支援センター

 沖縄大学メディア研究会(島田勝也顧問)は、沖縄物産企業連合(那覇市、羽地朝昭社長)とマーケティングフォースジャパン(MFJ、東京)の2社と連携し、県産商品の改良や販売促進に挑んだ。16日、成果発表会を那覇市の沖縄産業支援センターで開いた。

 沖縄物産企業連合の自社商品「大人の黒糖ココア」と「黒糖メープルくるみ」、「黒糖シナモンくるみ」の3商品について改良を提案した。

 「大人の黒糖ココア」について、学生らから「購入層を明確にしておらず、中身と包装にギャップがある」と指摘した。改良に向けて、同商品のコンセプトを「癒やしのおやすみ飲料」にするほか、購入層を明確化することも提案した。

 「黒糖メープル/シナモンくるみ」について、購入層を20~30代の女性に絞るほか、包装デザインの変更やSNSを活用した販売促進も重要だと話した。

 羽地社長は「非常にいい発表だ。ぜひ提案を取り入れていきたい」と述べた。 (呉俐君)