沖縄知事「3月末まで再拡大抑制期間に」　陽性倍増なら「まん延防止」再要請へ

　沖縄県の玉城デニー知事は１８日、県庁で会見を開き、新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置が２０日で終了することを受けて、２１日から３月末までを新たな対処方針「感染再拡大抑制期間」にすると発表した。飲食店などへの営業時間短縮要請は２０日で終了する。また、沖縄への渡航の際に体調が悪い場合は延期することを求めたほか、ワクチン接種や検査の陰性を確認した上での来県を要望した。

【ひと目で分かる】沖縄のコロナ感染状況

　玉城知事は再度の感染拡大に備え、今後、政府に重点措置の適用要請の検討を始める基準を設定したことも明らかにした。「新規陽性者数が７日間合計で前週比２倍超の増加」または「病床使用率が各圏域で６０％以上」になった場合に再要請を検討する。

　玉城知事は「県民の皆様の感染対策の取り組みに本当に深く感謝する。しかし、３月から４月にかけて、人の移動や交流が活発になることにより、流行が再拡大することを十分警戒しなければならない」と述べ、引き続き感染対策を継続することを要請した。