受験生、コロナに負けず追い込み あす国公立大で2次試験


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 国公立大学の一般選抜試験(2次試験)前期日程が25日、全国で一斉に始まる。新型コロナウイルスの拡大を受け、各大学は感染対策を徹底する。塾では受験生が追い込みをかけている。

 新型コロナウイルスの影響で、学校は本年度も臨時休校や分散登校の実施が続いた。自宅でリモート授業を受けることが多かった受験生からは「先生へ質問しづらくて、授業を理解するのに時間がかかった」「十分な勉強ができたか不安」などの声も聞こえた。

 17日、那覇市の尚学院では講師が受験生の小論文などを個別指導する様子が見られた。英語教師の仲宗根勲さんは「感染への不安や対策続きでストレスは相当なものだったと思う。それでも受験生たちは着実に積み重ねてきた」と、少し離れた場所から見守った。京都大を受験する沖縄尚学の生徒(18)は「学校に行けなくてもSNSで友達と励まし合っていた。あとは力を発揮するだけだ」と話した。

 那覇市の沖縄受験ゼミナールでは18日、個別授業を受ける生徒の姿などが見られた。北九州市立大を受験する那覇高の生徒(18)は「学校に行けなかった期間中、塾がとても頼りになった。感染せずに受験できそうで安心している」と語った。数学教師の遠山基樹さんは「自信を持って最後までやり抜いてほしい。努力が実ってほしい」とエールを送った。

小論文などの個別指導を受けた受験生=17日、那覇市泊の尚学院
個別指導を受けた受験生=18日、那覇市安里の沖縄受験ゼミナール

 

 


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