ロシア軍がウクライナ侵攻、沖縄の米軍基地の様子は…9.11直後は厳戒態勢も


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警戒レベルが「アルファ」と表示された米軍嘉手納基地第2ゲートの立て看板=24日午後6時56分、沖縄市(画像を一部処理しています)

 ロシア軍がウクライナに侵攻した24日、在沖米軍基地では通常通りの訓練が続けられ、目立った変化は確認されなかった。米軍嘉手納基地のゲート前に掲げられた看板には、5段階の警戒態勢のうち下から2番目の「アルファ」と表示されていた。過去に国際情勢と連動して、県内の基地の警戒態勢が最も厳しい「デルタ」などに引き上げられた経緯がある。

 キャンプ・ハンセンの金武町側にあるゲートやキャンプ・シュワブの名護市に面するゲート前でも、24日夕までに警戒レベルを強めている様子や車両の渋滞は確認されなかった。

 嘉手納基地を管理する第18航空団は取材に「作戦上の安全を守るため、即応体制や警戒状態について説明することはない」と述べた。在沖米海兵隊は24日午後9時現在、回答していない。

 2001年の米中枢同時テロの直後に、県内の米軍基地の警戒態勢は最も厳しい「デルタ」となった。

 国際テロ組織アルカイダの指導者だったウサマ・ビンラディン容疑者が自殺攻撃を呼び掛けたとされる声明が放送された03年は、警戒態勢が5段階中3番目の「ブラボー」に引き上がった。11年にはビンラディン氏殺害を受けて海兵隊が警備態勢を強め、周辺道路が渋滞する影響が見られた。
 (明真南斗まとめ)


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