お見事!香辛料「緑の壁」 ピィパーズ育てて5~6年 宜野座の城間さん、普及PR


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
城間辰雄さん宅のブロック塀に育つピィパーズ

 【宜野座】沖縄県ピィパーズ生産推進協議会理事の城間辰雄さん=宜野座村松田=が自宅庭で路地栽培に取り組むピィパーズの景観が見事だ。薬効から注目を集めており、城間さんは普及や商品化に取り組んでいる。

 自らの敷地内に加工場を構える城間さんはラッキョウを扱っていたが、知人を通じてピィパーズに興味を持った。「一年中、実が採れ、腐れもせず、自宅でも香辛料にできることが魅力」という。

城間辰雄さんが販売するピィパーズの香辛料

 根付けば、壁や地面をはい、伝う木があれば、どこまでも伸びる。城間さん宅でもブロック塀を「緑のカーテン」のように覆い、10メートル近いフクギの木に5~6年かけて生育した姿は圧巻だ。

 収穫したピィパーズは業者が買い取るほか、地元の食堂が実は香辛料、葉はお茶やジューシー、麺の具材として使う。城間さんも香辛料の小瓶を商品化し、地元の「松田区交流センター」で販売する。問い合わせは(電話)090(3790)4224(城間)。
 (池辺賢児通信員)