沖縄トヨタグループ、販売4社を4月に統合 社名は「沖縄トヨタ自動車」に


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
グループ4社統合を報告するOTMの野原朝昌社長(中央)と沖縄トヨタ自動車の西田透専務(右)、トヨタカローラ沖縄の宮平助裕取締役=24日、那覇市泉崎の琉球新報社

 トヨタ車販売のOTMグループ(沖縄トヨタグループ)は4月1日付で、傘下の4販売会社(沖縄トヨタ自動車、沖縄トヨペット、トヨタカローラ沖縄、ネッツトヨタ沖縄)を経営統合する。沖縄トヨタ自動車(浦添市)を分割承継会社として、ほかの3社を吸収分割する。

 組織再編後の会社名称は「沖縄トヨタ自動車」とし、本社機能は全て浦添市のグループ本社に集約する。OTMグループ代表の野原朝昌氏が社長を兼任し、4社の従業員計約千人の雇用も維持する。現在4社がそれぞれ持つ店舗は計30店で、統合後、一部の店舗を除き、全ての店舗の名称に「トヨタウン」を付ける。

 24日、OTMの野原代表や沖縄トヨタ自動車の西田透専務らが那覇市の琉球新報社を訪れて報告した。野原代表は「全国のトヨタ販売会社で4社が1社に統合するのが沖縄だけだ」と説明し、その上で「お客さんに寄り添うことができる環境が整ったことで、われわれにも非常にいいことだ。今後サービスをより一層向上していきたい」と強調した。