子どもの「なんで」引き出すことを意識 新聞活用の実践、多様に オンラインでNIEセミナー


この記事を書いた人 アバター画像 琉球新報社
NIEの実践を共有したおきなわNIEセミナーの参加者=2月26日(ズーム画面から)

 学校の授業などでの新聞活用法を学ぶ「第31回おきなわNIE(教育に新聞を)セミナー」(県NIE推進協議会主催)が2月26日、オンラインで開催された。「新聞を取り入れた授業実践 アドバイザーから学ぶNIE」と題し、県内の日本新聞協会認定NIEアドバイザー7人が実践を報告した。県内外の教員のほか、大学生や高校生も含む約20人が聴講した。

 小学校の切り抜き新聞や特別支援学校での新聞パズル、記事を読んで創作漢字を考える高校の授業など、多様な実践が紹介された。

 宮城英誉アドバイザー(名護市立大宮小教諭)は「子どもたちの『なんでかな~』を引き出すことを意識して記事を選んでいる」と説明した。

 今回は県外の小学校教諭や高校生も参加。郁文館グローバル高(東京)の伊藤煌耀(こうよう)さん(2年)は生徒が主体的にNIE活動をしていることを紹介した。

 参加した西原町立坂田小学校の長浜理恵子教諭は「特別支援学校の事例は、1年生も楽しく取り組めそうで参考になった」と感想を話した。
 (高良利香)