沖縄ワクチン接種証明アプリ、運用開始 飲食や観光特典も 県民にも利用呼び掛け


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オキナワブルーパワープロジェクトのアプリ導入を発表する(左から)米須義明副実行委員長、SOMPO Light Vortexの川真田一徳氏、鈴木洋一実行委員長=2月25日、浦添市のシンバホールディングス

 新型コロナウイルス感染対策と経済活動の両立を図るオキナワブルーパワープロジェクト実行委員会は2月25日、スマートフォンでワクチン接種証明や陰性証明を登録して、飲食店や観光施設などで特典が受けられるアプリ「Light PASS(ライトパス)」の運用を始めた。

 SOMPOホールディングス傘下のSOMPO Light Vortex(東京都)が開発したアプリで、徳島県で活用事例がある。

 アプリに必要事項を記入し、各種証明書を撮影するなどして登録する。検索画面から協力店舗を探して、店舗でクーポン画面を提示すると特典が受けられる。

 オキナワブルーパワープロジェクトは昨年8月に始まった。レンタカー会社や那覇空港などで各証明書を提示して青色のリストバンドを受け取り、協力店舗で料金割り引きなどの特典が受けられる。主に観光客を対象としていたが、アプリの導入を機に県民の利用も呼び掛けている。

 同プロジェクトは実施期間を2023年3月末まで延長した。現在、特典を提供する店舗を募集している。飲食店は200~300店舗の登録を目指す。事業者側は無料で登録することができる。

 米須義明副実行委員長は「アプリと提携することで、県民の利用も広がっていく。一日も早く経済の活性化ができれば良いと考えている」と話した。
 (中村優希)