日本を代表する怪獣「ゴジラ」による地域興しのイベント「ゴジラ対沖縄」が14日、県内各地で始まった。5月15日まで。沖縄は、東宝が1974年に公開した「ゴジラ対メカゴジラ」の舞台。映画や怪獣の魅力を通じ、コロナ禍で停滞する県内観光の活性化を図る。
エンターテイメントコンテンツによる地域活性化に取り組むリトルモンスターズ(東京、宮田肇社長)が主催。県内では1月から始まっていたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で一時中断していた。
那覇市の国際通りでは10店舗が参加するスタンプラリーを開催。てんぶす那覇では「ショップなは」でのグッズ販売や、ゴジラの迫力ある戦いを最先端技術で見られる「トーキョーゴジラミュージアム」を開催する。
メカゴジラ格納基地の設定だった、玉泉洞のあるおきなわワールド(南城市)では、メカゴジラのスーツ展示や特別パネル展を開催。映画の舞台となった万座毛(恩納村)や中城城跡(中城村)にも怪獣のパネルや記念スタンプを設置する。
14日、てんぶす那覇で記者会見が開かれ、関係者らは「観光地は回復しつつあるがまだ途上だ。多くの人々に楽しんでほしい」とPRした。
(小波津智也、写真も)