おきなわフィナンシャルグループと座間味村が協定 人材交流とキャッシュレス化を支援


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包括連携協定を結んだ座間味村の宮里哲村長(左)とおきなわフィナンシャルグループの山城正保社長=22日、那覇市久茂地の沖縄銀行本店

 おきなわフィナンシャルグループ(OFG、山城正保社長)と座間味村(宮里哲村長)は22日、包括連携協定の締結式を那覇市久茂地の沖縄銀行本店で開いた。OFGが市町村と連携協定を結ぶのは初めてで、人材交流やキャッシュレス化などを支援し、同村の地域活性化を図る。

 4月1日から1年間、座間味村役場に係長として1人、同村那覇出張所に会計課長として1人のOFG職員を派遣する。民間企業と行政が交流することで、双方の職員のスキルアップを図る。

 昨年9月に同村で発覚した公金横領事件を受け、銀行業務のノウハウを取り入れて業務改善を強化する狙いもある。

 宮里村長は「スキルアップや公金取り扱いの厳格化など、さまざまな分野で成果を期待する。行政改革を進めて住民サービスの質の向上につなげたい」と話した。

 山城社長は「座間味村の活性化に向け、業務の効率化や高度化を推進していきたい」と話した。