新生児集中治療室関連でクラスターも 沖縄で新たに1132人感染、死亡2人(4月1日朝)


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 県は31日、10歳未満から90歳以上の1132人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。県立中部病院の新生児集中治療室(NICU)関連で計6人が感染したクラスター(感染者集団)の発生が報告された。現在、新たな患者の受け入れを停止しており、当面は別の周産期医療機関で受け入れる。

 クラスターの内訳は病院職員5人と、面会に来た家族1人。重症者の発生や新生児の感染は確認されていない。

 那覇市の80代男性と、宜野湾市の70代女性の死亡が報告された。男性はワクチンを2回接種し、女性は未接種だった。

 新規感染者は前週木曜日に比べて15・4%の増加。2日連続で千人を超え、9日連続で前週の同じ曜日を上回った。31日までの直近1週間の人口10万人当たり新規感染者は409・26人と、2月1日以来約2カ月ぶりに400人を上回り、感染再拡大の傾向が顕著になっている。

 県の糸数公医療技監は「かなり市中感染が起きているというレベルまで来ている」との認識を示した。

 米軍関係は30人の感染が報告された。内訳は嘉手納基地25人、普天間基地1人、キャンプ・キンザーと不明が各2人。
 (知念征尚)