沖縄コロナ1355人 玉城知事「第7波に突入」(4月8日朝)


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 沖縄県の玉城デニー知事は7日夕、記者会見を開き県内で新型コロナウイルスの感染が拡大し、新規陽性者が連日1千人を超えていることに関して「もはや第7波に突入したものと認識せざるを得ない」と強い危機感を示した。拡大に歯止めがかからなければ、まん延防止等重点措置の要請を含め、経済活動を抑制する措置を検討する考えを示し、県民に感染拡大防止対策の徹底を改めて求めた。

 7日の県内の新規陽性者数は前週比223人増の1355人、米軍関係者は107人と報告があった。会見で玉城知事はオミクロン株の派生型で感染力の強い「BA・2」の置き換わりが進み、全世代で増加傾向にあることを指摘した。

 県民に対して、(1)高齢者などへの感染リスクを回避する(2)事業者に対し歓送迎会等、飲食を伴うイベントなどの自粛(会食する場合は4人以下、2時間以内)(3)新入生歓迎会やコンパなどの自粛―を求めた。玉城知事は同日の対策本部会議で、拡大への対策を検討するよう各部局に指示した。 (池田哲平)