【石垣】タクシー配車アプリ「DiDi」が6日、石垣市でのサービスを再開した。市内では2019年8月にサービスが始まったが、新型コロナウイルスの影響により、タクシー利用者が減少した20年6月に休止していた。だが需要の高まりなどから、サービスを再開した。
アプリの利用客は、行き先と乗車場所を入力することで配車を依頼できる。依頼すると距離や交通状況などを踏まえて、最速で到着できるタクシーが呼び出される。タクシーが到着するまでの時間や位置情報は、アプリ上でリアルタイムに確認できる。
サービス再開を記念し、アプリの新規ユーザー限定で、初乗り運賃を10回無料とするキャンペーンも実施する。
6日、市内を訪れたDiDiモビリティジャパンの宮脇竜一郎営業本部長は「新型コロナの影響でタクシー業界は大打撃を受けたが、アプリを使った乗車回数はコロナ前より増えた。アプリを使うとより便利に移動ができる」と利用を呼び掛けた。
県ハイヤー・タクシー協会八重山支部の理事で、市内のタクシー会社、東海交通の請盛真実代表も「会社と乗客のマッチングが早くなる。タクシー利用の起爆剤になってほしい」と期待を寄せた。
(西銘研志郎)