沖水、初戦勝利へ意気込み 高校野球九州大会23日から開幕


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九州地区大会を前に守備練習に励む沖縄水産の川端南海斗主将(左)ら=16日、糸満市の同校

 高校野球の第150回九州地区大会は23日から宮崎県で開幕する。県代表の沖縄水産は20日に宮崎入りし、24日午前10時から、ひなたサンマリンスタジアム宮崎で長崎日大と1回戦を戦う。

 沖水は県春季大会終了から約1週間、九州大会に向けて士気を高めてきた。長崎日大は3月の選抜大会1回戦で、準優勝した近江と延長十三回タイブレークの接戦を演じており、手ごわい相手になりそうだ。

 沖水は圧倒的な攻撃力を誇り、相手投手陣の攻略が鍵を握る。県春季大会で出塁率9割5分2厘を記録した川端南海斗や、同8割1分ちょうどの2番吉元悠貴らの活躍が見ものだ。16、17の両日は、南部地域で開催された那覇南・南部地区強化大会で3連勝を収めており、九州へ向けての準備は万端だ。

 上原忠監督は「セーフティーや盗塁など小技も駆使していく」と泥臭く戦うことを強調する。主将の川端は「相手の胸を借りるつもりで思いっきりプレーしたい」と話し、吉元は「全力で初戦に臨みたい」と意気込んだ。

(金良孝矢)