波照間産黒糖からラム酒 800本限定販売 瑞穂酒造


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南十字星のイラストをあしらった新商品「HATERUMA ISLAND RUM」

 瑞穂酒造(那覇市、玉那覇美佐子社長)はこのほど、波照間産の黒糖を使った「HATERUMA ISLAND RUM(ハテルマ・アイランド・ラム)」を開発した。県内八つの離島の黒糖を使い、島ごとに8種類のラム酒を造る「シングル・アイランド・シリーズ」の第3弾。800本限定で、25日から瑞穂酒造の本社工場とECサイトで先行発売し、27日から県内外の酒販店で一般販売する。

 グレープフルーツやココナツを連想させる香味や、甘く香ばしい余韻が特徴。ストレートやソーダ割などで楽しめる。クリームチーズとの相性も良いという。

 21日、那覇市の沖縄畜産振興支援センターで開かれた会見で玉那覇社長は「ラム酒を通して、黒糖や波照間島の魅力を知ってもらうきっかけにしたい」と述べた。波照間製糖の西村憲社長は、新型コロナ禍で観光や土産産業がダメージを受ける中、黒糖の在庫問題も深刻化していると指摘。「新たな需要の開拓につながればいい」と期待を寄せた。

 500ミリリットル入り、税込み4070円。(当銘千絵、写真も)

新商品の製造やPRに携わる玉那覇美佐子社長(前列中央)ら関係者=21日、那覇市の沖縄畜産振興支援センター