沖縄県は29日、10歳未満から90代の1585人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。県全体のコロナ専用病床使用率は39・6%、重症者用病床使用率は11・7%となっている。圏域別の病床使用率は本島が46・0%、宮古が3・0%、八重山が15・9%となっている。
年代別では10代が293人と最多で、10歳未満が262人、40代が257人、30代が235人となっている。10歳未満の感染者増加で、4月末から救急医療がひっ迫しているという。
推定感染経路別では家庭内が445人、友人・知人が135人、職場内が68人、施設内が17人、飲食が5人、その他が7人、調査中が908人となっている。米軍関係の感染者は31人だった。
県の宮里義久感染対策統括監は「せき止めや熱冷ましは市販薬でも十分効果が確認できるので、日頃から家庭で準備するようお願いしたい」と話した。
(中村優希)
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