記者の等身大の姿を綴ったWEBコラムが本に 「沖縄の新聞記者」15日に出版イベント


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 田吹 遥子
沖縄の新聞記者書影

 ニュースサイト「琉球新報デジタル」に掲載中の「沖縄発 記者コラム」に、ノンフィクションライター、安田浩一さんによる編集・解題が加筆された「沖縄の新聞記者」(高文研・1980円)が、このほど出版された。

 取材の中で出会った人との忘れられない体験、今だから話せるエピソードやニュースの深層など、じっくりと書いた長文コラム。基地問題や沖縄戦、闇社会、ジェンダー、国際関係など幅広いテーマで、記者自身の悩む姿も交えて、沖縄で生きる人々の肉声を伝えている。

 松元剛編集局長は「等身大の記者たちの息づかいを感じていただければ幸いである」と記している。問い合わせは高文研(電話)03(3295)3415。サイトの記事は「沖縄発 記者コラム」で検索。

 出版記念のトークイベント「著者が語る『沖縄を書く・沖縄で書く―誰が何を書くか』」が15日午後2時からジュンク堂書店那覇店で開かれる。登壇者は琉球新報社の松永勝利広告事業局事業統括局長・出版担当、安田浩一さん、小説家の深澤潮さん。