片岡鶴太郎さんら「命どぅ宝」への思い語る 朝ドラ「ちむどんどん」、名護でトークショー


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作品への思いを語る片岡鶴太郎さん

 NHKの連続テレビ小説「ちむどんどん」の舞台地リレートークショーが7日、名護市の万国津梁館サミットホールであった。ヒロイン比嘉暢子(黒島結菜)が東京で出会う、神奈川県横浜市鶴見の沖縄県人会会長平良三郎役を演じる片岡鶴太郎さんと、暢子の下宿先の居酒屋「あまゆ」の店主・金城順二役の志ぃさーさんが登壇した。同作の舞台となった沖縄と横浜市を中継でつなぎ、横浜市の会場にいる川田広樹さんも交えて撮影の思い出や、「命どぅ宝」などドラマに出てくるキーワードをテーマに語った。リレートークショーはNHKで近く放送を予定している。

 具志堅用高さんのものまねを生んだ片岡さんは、「ちょっちゅね」とものまねを披露し、会場を沸かせた。一方、作品で語られる「命どぅ宝」について聞かれると、「(沖縄は)戦争もあったし、大変な経験をされた方々がおられる。命が宝であるということばは、実に伝わる重い言葉だ」と真剣な表情を見せた。

名護と鶴見をつなげて行われた「ちむどんどん」舞台地リレートークショー=7日、名護市の万国津梁館サミットホール

 間もなく作品の舞台が移る鶴見について、志ぃさーさんは「鶴見には、沖縄で見なくなった豚の尻尾の煮付けをはじめ、沖縄そばの製麺所、組踊、空手道場、ユーフルヤー(銭湯)もあるし、昔の沖縄が残る。人情そのもののような町だ」と語った。川田さんは「これから鶴見が舞台になりますので、みんなで盛り上げましょう」と来場者に呼び掛けた。

 北部12市町村の観光協会などでつくる「やんばるチームどんどん協議会」の當山清博会長らも出演した。當山会長は「12市町村の取れたての食材を使った『ちむどんどんどんぶり』を近く発表する。作品を地域の活性化につなげたい」と力を込めた。

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