沖縄ガスニューパワー(OGNP、大城邦夫社長)は11日、家庭や事業所などの契約電力50キロワット以下の低圧受電向けに、使用電力の二酸化炭素(CO2)排出が実質ゼロとなる「美ら海CO2ゼロプラン」の申し込み受け付けを開始した。同プランの電気料金の0.5%を、県内のサンゴ保全団体に寄付する。
昨年7月に稼働を開始したうるま市の中城バイオマス発電所の電力と環境価値を活用する。基本料金なしの従量料金制では、月間320キロワット時以上を使用すると沖縄電力の従量電灯プランと比較して電気料金が安くなるという。
環境意識の高い人や観光産業に携わる人などを主なターゲットとして、初年度で約300件の契約獲得を目指す。大城社長は「沖縄の自然環境を守っていきたい」と話した。
(沖田有吾)