琉球新報社と沖縄タイムス社は共同プロジェクトとして、19日付の両紙にそれぞれハブとマングースを題材とした1ページ広告を掲載した。同日開幕した「第70回全日本広告連盟(全広連)沖縄大会」に合わせた企画。
琉球新報の紙面にはマングースが登場。世界のあちこちで今も「戦い」が起きている現状を嘆き、「また人間が、平和をむずかしくしている。」とつづった。沖縄タイムスにはハブが登場。自分と違ったり都合の悪いことがあったりすると相手を敵対視してしまう人間の性質を憂い、「いいかげん、仲良くしなよ人間どうし。」と締めくくった。
広告を担当した琉球新報東京広告グループの喜屋武淳平副部長は、ハブとマングースは、敵対関係を象徴するイメージが強いことから採用したと説明。「互いに考え方や個性が違っても相手の話に耳を傾け、共に平和を目指す社会にしようというメッセージを込めた」と述べた。
(当銘千絵)