沖縄コロナ2215人、2人死亡 県内感染累計20万超(5月22日朝)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は21日、10歳未満から90歳以上の2215人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染者累計は20万人を超えた。中部保健所管内に住む90代の女性と、南城市在住の50代男性が死亡した。

 県全体のコロナ専用病床使用率は50・2%で、重症者用病床使用率は20・0%となっている。圏域別の病床使用率は本島が53・5%、宮古が47・0%、八重山が15・9%となっている。

 死亡例の90代の女性は、施設内で感染して療養していたが亡くなった。社会福祉施設の感染者数は125カ所で382人となり、20日に続いて最多を更新した。内訳は、高齢者施設が100カ所で337人、障がい者施設が25カ所で45人となっている。県立中部病院で起きている2件のクラスターの人数は、19日時点では合計12人だったが、20日に新たに陽性者が発生し、合計26人となった。感染経路は調査中。

 また県は、自宅療養中の軽症患者には、アプリなどを使い健康観察を実施しているが、必要事項の未入力者が多いといい、入力を呼び掛けている。 (中村優希)