沖縄県は24日、10歳未満から90歳以上の1918人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。集団感染が発生している社会福祉施設では過去最多の計430人が施設内で療養している。内訳は高齢者施設が102カ所370人、障がい者施設が21カ所60人だった。
新規感染者の年代別では10歳未満が最多の386人で、入院患者は322人だった。病床使用率は50・1%で圏域別では本島55・2%、宮古31・8%、八重山が15・9%となっている。
同日は宮古島市の新規感染者が167人と最多を更新した。県の宮里義久感染対策統括監は「若い方の感染が増えており、10歳未満の家庭内感染が多い。子どもに発熱などの症状がある場合は通園や通学、外出は控えてほしい」と呼び掛けた。
県は25日に対策本部会議を開く予定で、本島や宮古圏域の「コロナ感染拡大警報」の継続や、政府が発表したマスク着用の考え方などを議論するという。
重点医療機関で感染などによって欠勤している医療従事者は528人で減少傾向となっている。
米軍関係の感染は99人だった。 (嘉陽拓也)
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