アニソンや流行歌を披露「ピアノ王」ジェイコブ・コーラーが横浜でコンサート 6月には新報ホール公演


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ピアニストのジェイコブ・コーラーとコラボして「島唄」を歌う三線唄者の宜保和也(右)=7日、横浜市

 【横浜】プラスチックごみで深刻化する海洋汚染の改善を音楽で伝えるチャリティーコンサートが7日、横浜市の港南公会堂で開かれた。ジャズピアニストのジェイコブ・コーラーが、世代を越えて親しまれるアニメソングや最新の流行歌などを披露した。

 演奏会にはゲストとして宜保和也が登場した。三線唄者の宜保は石垣島生まれで、幼少の頃から親しんだエイサー太鼓を通じ「音楽に興味を持ち大学でも学んだ」と言う。演奏会では冒頭、沖縄民謡「てぃんさぐぬ花」を演奏し、歌に込められた思いも伝えた。

 若手実力派のピアニストとして知られるジェイコブ・コーラーは昨年10月に初めて沖縄を訪れた。「小さい頃から釣りと海が好きだった。沖縄の海がきれいで、ひらめきをもらっている」と言及。この日の演奏会で琉球笛や三線を交えて宜保さんが披露した「島唄」に、「この曲を演奏してもらった時は、われを忘れてすごくきれいな音楽の聴衆になっていた」と称賛した。

 ジェイコブ・コーラーの演奏会は6月25日には琉球新報ホールでも開かれ、宜保もゲスト出演する。チケットは販売中。問い合わせは琉球新報社広告事業局(電話)098(865)5255。(斎藤学)