ゴルフ、塚原(星槎国際)、長堂(興南)が個人V 県高校総体 バーディで文句なしの決着


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プレーオフでバンカーショットを放つ塚原茉里香=26日、恩納村のジ・アッタテラスゴルフリゾート(喜瀬守昭撮影)

 県高校総合体育大会は26日、先行競技のゴルフが恩納村のジ・アッタテラスゴルフリゾート(男子6925ヤード、女子6288ヤード、いずれもパー72)で行われた。男女ともプレーオフにもつれ、個人男子は長堂佑思(興南)、女子は塚原茉里香(星槎国際沖縄)が頂点をつかんだ。団体男子は興南(長堂、田川隼禎、照喜名朝昇、伊禮由)が245で認定優勝、女子は興南(與儀小桜、賀数心南、伊佐美音、横山さくら)が228で制した。

 塚原茉里香(星槎国際沖縄1年)がプレーオフを制して初の頂点をつかんだ。パー5の18番で行われ、1ホール目でバーディーを奪って文句なしの勝利だった。ティーショットはうまくいったが、3番ウッドで2オンを狙った2打目は痛恨のバンカー。しかしここからのリカバリーショットがさえて、グリーンのカラー部分まで寄せた。残り5メートルのバーディーパットは「軽いフックラインを読み切り思い通りに打てた」とカップに沈めた。

 「公式戦での優勝は初めて。めっちゃ緊張した」とあどけない表情で喜んだ。

 10番からのインスタートで、前半は「ドライバーが荒れて、セカンドも距離感が合わなかった」と我慢が続いた。後半からは「距離感を調節していく中でドライバーも当たり、精度も良くなった」と尻上がりに調子を上げた。パー5の3番、パー4の5番ではショットがさえ、ベタピンでバーディーを奪った。

 ゴルフに専念するため、名護市のエナジックスポーツ高等学院に通っている。県予選を1位通過し、7月に熊本県で行われる九州ジュニアに出場する。「まだメンタルが弱いので気持ちを明るく、一球一球を大切にプレーしたい」と精進を誓った。
 (大城三太)