慰霊の日式典に340人が参列予定 首相や駐日米国大使ら招待


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沖縄全戦没者追悼式で黙とうする玉城デニー知事(左)ら参列者=2021年、糸満市摩文仁の平和祈念公園

 沖縄県保護・援護課は5月31日、慰霊の日の6月23日に糸満市の平和祈念公園で実施する沖縄全戦没者追悼式は規模を縮小し、参列予定者は約340人と発表した。縮小は3年連続。高止まりする新型コロナウイルスの感染状況を考慮し、参列する高齢者の健康にも配慮した。首相は3年ぶりに招待する。

 同課によると、新型コロナウイルスの緊急事態宣言中だった昨年は県外からの招待を控えたが、今年は県外からも招待する。県外の招待者は首相、衆参議長、沖縄担当相、駐日米国大使、全国知事会長など。県内からは知事や県議会議長、遺族、市町村長、糸満市内の小中高校生代表、平和の詩朗読者などが参列する。

 招待者以外の県民は追悼式に参列できないが、公園内には入れる。当日は式典の模様がテレビ中継される予定という。

(稲福政俊)