金秀グループの歴史を新聞で学ぶ 新入社員らにビジネス講座


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金秀鉄工所創立10周年の記事を紹介する大久保謙さん=4日、西原町の金秀商事本社

 金秀グループは4日、沖縄県西原町の金秀商事本社で、琉球新報が提供する新聞活用ビジネス講座を開いた。琉球新報アンバサダー(広報大使)の大久保謙さんが初めて講師を務め、金秀グループの歴史を新聞アーカイブから解説した。新卒の新入社員34人は当日紙面から気になった記事を紹介し合って話題を広げ、新聞がコミュニケーションツールとして有用なことを体感した。

 大久保さんは1947年創業の金秀鉄工所が1956年8月の広告で初確認できることや、創業者の呉屋秀信氏がロマンチストとして紹介されている記事などを紹介。「金秀はもの作りでスタートし沖縄社会で役割を果たして発展してきた。一貫して従業員を大切にしてきた社風など記事を調べるほど好きになる」と語った。

 金秀興産の大城楓香さん(22)は「明日の新聞は白紙と聞き、金秀は大きい企業でもあるので、明日の未来を私たちがつくるという自覚を持って働かないといけないと思った」と話した。金秀アルミ工業の上原龍之介さん(21)は「色んな読み方を知れて、もっと新聞を楽しめそう。琉球新報と沖縄タイムスでシェアを二分する沖縄の状況が全国と違い過ぎて驚いた」と述べた。

 講座に関する問い合わせは地域読者局(電話)098(865)5013。

(関戸塩)