知事の取り消し表明に歓喜 辺野古のゲート前


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
知事の承認取り消し表明を聞き、大喜びする山城博治さん(右)ら=13日10時8分ごろ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ前

 【辺野古問題取材班】翁長雄志知事が13日午前、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画に関する前知事の埋め立て承認を取り消したことを受け、辺野古の米軍キャンプ・シュワブ前で建設反対の座り込みを続ける市民らは歓喜に沸いた。

 辺野古のテント前では同日午前10時に始まった知事の記者会見の中継音声が流された。市民らは知事の説明に聞き入り、取り消しが明言されると拍手が起こり、指笛が鳴り響いた。テント前に駆け出て、歌い踊って喜ぶ人たちもいた。

 闘病しながら抗議活動に参加している沖縄平和運動センターの山城博治議長は知事の取り消し判断について「大事な局面に間に合った」と評価。その上で今後の政府の強硬な対抗手段も念頭に「知事と現場が一体となって闘い続ける。私らは負けない」と語った。【琉球新報電子版】
英文へ→Sit-in protesters explode in celebration of Gov.Onaga’s revocation of approval of landfill for new US base