チキンカレー、バインミー…本場の味再現 沖縄ファミマがネパール・ベトナムグルメフェア 14日から


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「ネパール・ベトナムグルメフェア」をPRする沖縄ファミリーマートの稲福直哉課長(左)、みなと食品沖縄のグルン・カンチャンさん=9日、那覇市の琉球新報社

 沖縄ファミリーマート(那覇市、野﨑真人社長)は14日、「ネパール・ベトナムグルメフェア」として、ネパール風チキンカレーライスやバインミーなど6品を発売する。7月4日まで。県内ファミマの総菜などの工場で働くネパール、ベトナム出身のスタッフがレシピを提供し、味を確認するなどして、本場の味を再現した。

 ファミマの店舗や食品工場、物流センターでは多くのネパール、ベトナム出身者が働いている。コロナ前は従業員の半分近くを外国人スタッフが占めていた工場もあり、沖縄ファミマにとって不可欠な存在だ。

 外国人スタッフへの感謝や応援の気持ちを示したいと意見を聞き、母国の料理の商品化に至った。6品は、いずれも地元でよく食されているもの。ハーブとスパイスが効き、生のパクチーを使っているのも特徴だ。

 みなと食品沖縄のグルン・カンチャンさん(ネパール出身)は「ネパールの料理を商品化してくれた沖縄の人たちの思いを知り、工場のみんなが喜んでいる」と笑顔を見せた。

 沖縄ファミリーマートデリカ・食品課の稲福直哉課長は「料理を楽しんで、ネパール、ベトナムに興味を持つきっかけにしてほしい」と望んだ。

(玉城江梨子)