沖銀の住宅ローンの契約、オンラインで完結 電子契約を開始


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電子契約サービスをPRする沖縄銀行事務部の宮国和広上席調査役(右)と友利健吾氏=15日、那覇市の琉球新報社

 沖縄銀行は、住宅ローンの契約をオンラインで結べる電子契約サービスを開始した。

 従来、顧客が住宅ローンの借り入れを利用する際には、審査手続き終了後、紙の契約書へ必要事項を記入し、署名・押印して銀行へ提出する必要があった。同サービスでは電子署名を活用しオンラインで取引を完結できる。課税対象となる契約書面の電子化により、印紙税の支払いが不要となるメリットもある。

 スマートフォンかタブレット端末、パソコンを所持し、Eメールアドレスを持っていることが条件。電子契約サービスには「タイムスタンプ」という電子文書の確定時刻を証明する技術的な仕組みも盛り込み、改ざん防止も徹底している。手数料は住宅ローンの契約金額により異なり、契約金額が1千万円超の場合は税込み1万1千円。

 沖縄銀行事務部プロジェクトリーダーの宮国和広上席調査役は「利用者の利便性の向上と行員の業務効率の改善につながる」とPRした。
 (当銘千絵)