沖縄コロナ422 人、2人死亡 前週に比べ減、病床率は増(6月21日朝)


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 沖縄県は20日、10歳未満から90歳以上の422人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週月曜日の493人に比べて71人減った。一方、北部保健所管内の施設で男女40人が感染した事例など、今年4~5月に発生した高齢者施設でのクラスター(感染者集団)3例を公表した。

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 新規感染者を年代別にみると最も多いのは10歳未満の85人で、次いで30代の75人、10代の73人、40代の56人と続いた。

 推定感染経路が分かっているのは265人。内訳は家庭内が161人、職場内が38人、施設内が9人、友人・知人が56人、その他が1人。飲食関係の感染はなかった。

 警戒レベル判断指標のうち、国基準の病床使用率は40・4%と前日比1・4ポイント増加した。重症者用病床使用率は5%と、前日比で半減した。

 また、新型コロナに感染した浦添市の90代女性が3月に、那覇市の70代男性が5月に亡くなったことが報告された。いずれも施設内で感染したとみられている。

 米軍関連は、20日が米国の祝日に当たるため報告はなかった。19日分として16人の感染が報告された。

 (知念征尚)


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