フロリダからインターン生来県「米国と異なるホスピタリティ学びたい」 カフーリゾートが受け入れ再開


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研修をする(手前右から)フィットニーさん、マンシッジャさん、ジルさん、(後列右から)田中社長、荒井総支配人=30日、恩納村

 【恩納】KPGホテル&リゾート(田中正男社長)のカフーリゾートフチャクコンド・ホテル(恩納村、荒井達也総支配人)は、提携する米・セントラルフロリダ大からのインターンシップ受け入れを3年ぶりに再開した。今年で7回目。3人の大学生が、8月までの日程で研修に励んでいる。

 フロリダ州出身のエミリー・ジルさん(22)とブレンダン・フィットニーさん(21)、グアテマラ出身のガブリエラ・マンシッジャさん(20)がフロントやレストランで接客を学ぶ。ジルさんは「多様な文化と、米国とは異なるホスピタリティを学びたい」と意欲を見せた。

 KPGは、検査や入国時の東京での隔離など、新型コロナウイルス対策に伴う入国手続きに対応し準備を進めてきた。田中社長は「ホテルも学生も互いに学び合える良い機会だ。毎年継続してきたことを再開できてうれしい」と意義を語った。

 初々しい表情で客を出迎える研修を行ったフィットニーさんは「客が何を求めているか、先回りして気付くことが重要だと学んでいる」と語った。
 (増田健太)