お弁当にも！ハートや星形のキュウリを販売「苦手な子も食べられた」　沖縄・今帰仁村の玉城農園

　【今帰仁】沖縄県今帰仁村今泊の玉城農園の花と野菜の無人販売所で、ハートや星の形をしたキュウリの販売が始まった。玉城農園の玉城良さん（42）、千里さん（26）夫妻は「子どもたちも喜んで食べられるキュウリが広がれば」と期待を込める。

　輪切りにした時にキュウリの断面がハートや星の形になるプラスチック製の型を昨年、インターネット注文で取り寄せ、試作品を作った。今年から本格的に栽培し始め、6月22日の販売開始にこぎ着けた。

　年間約40トンのキュウリの収量があるという玉城農園で、ハートや星の形をしたキュウリを100～200キロ程度栽培する。生産は2022年6～8月、同年11月～23年1月を予定。現在は七夕に向け売り出し中で、28日は午後3時までに無人販売所の冷蔵庫にあったキュウリは売り切れた。

　キュウリがまだ人さし指程度の大きさの時に型に入れ、4～5日で型通りの形になるという。2本入り400円で、パッケージには長女（5）と長男（3）の似顔絵がプリントされたシールが貼られている。

　玉城さんは「お客さんから『キュウリが嫌いな子どもも食べられた』とうれしい感想も届いてる。お祝いやお弁当用にもぴったり」、生後3カ月の次女を子育て中の千里さんは「キュウリが元々好きな自分の子どもも、より喜んで食べている」とPRした。

　無人販売所は午前7時～午後7時。年中無休。インスタグラム（https://www.instagram.com/_tamashironouen/）でも案内している。問い合わせは玉城良さん（電話）090（5473）0929。
　（松堂秀樹）