猛牛そろい20頭が激戦「夏の全島闘牛大会」来月14日、石川ドームで開催


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【うるま】沖縄闘牛界の中量級(950キロ以下)と軽量級(850キロ以下)の最強牛を決める第11回夏の全島闘牛大会(主催・沖縄県闘牛組合連合会、共催・琉球新報社)が8月14日午後1時から、うるま市石川多目的ドームで開催される。県闘牛組合連合会は大会を前に8日夜、番付編成会議を同市石川の舞天館で開いた。

中量級全島一決定戦に出場する田里友愛さん(左)と野田千妃呂さん=8日、うるま市
軽量級全島一決定戦に出場する源河薫さん(左)と山城長順さん

 編成会議には各闘牛組合長、牛主、多くの関係者が参加した。

 夏の全島大会は、中量級と軽量級の2大タイトルマッチの優勝旗争奪戦。中量級の全島一牛を決めるシーの一番は、南星阿炎に対し、全勝工業カキヤーが挑む。7月2日には、厳格な体重測定が行われた。

 軽量級の全島一決定戦となるシーの二番は、源幸龍とちょこっとパンダ☆角金が対戦する。両牛共に、体重オーバーなどの異常はなかったことも報告された。

 シーの二番に登場するちょこっとパンダ☆角金は、3月6日に行われた伊波大闘牛大会の横綱戦で、元沖縄軽量級全島一牛の実績を持つ石山聖空宝志みおりを23分08秒にも及ぶ激闘の末に破り一段と評価を高めた。

 シーの一番では、現中量級全島一牛で、スピード攻撃が持ち味の闘牛ファンから評判が高い南星阿炎に対して、堅守で中堅牛の中ではずば抜けて安定的な戦力を保持している全勝工業カキヤーが挑む。

 取り組みはシーの十番から中量級全島一優勝旗争奪戦のシーの一番まで総勢20頭の猛牛が激突する。

(平川康宏通信員)