【速報】現職の伊波洋一氏が当選確実 参院選沖縄選挙区


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伊波洋一氏

 第26回参院選が10日、投開票され、沖縄選挙区(改選数1)は名護市辺野古の新基地建設阻止を掲げる「オール沖縄」勢力が支援する無所属現職の伊波洋一氏(70)が当選を確実にした。事実上の一騎打ちとなった自民新人の古謝玄太氏(38)=公明推薦=を破り、両氏で賛否が明確に分かれた辺野古新基地建設計画に対し、全県選挙で県民が再び反対の意思を政府に突き付ける結果となった。

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 伊波氏は新型コロナウイルス禍からの経済再建と辺野古新基地反対を公約の柱に据えて選挙戦を展開した。特に選挙戦中盤以降は辺野古反対の訴えを強め、根強い新基地建設反対の民意を取り込んだ。今回の参院選は9月の県知事選の前哨戦とも位置付けられ、伊波氏の勝利はオール沖縄の支援を受け、再選を目指して出馬する玉城デニー知事にとっては追い風となる。

 伊波洋一氏(いは・よういち)1952年1月生まれ、宜野湾市出身。琉球大卒。同市職員を経て96年に県議選で初当選。2期目途中の2003年に宜野湾市長選に初当選し、07年に再選。10年に知事選に出馬して落選。12年の宜野湾市長選に再出馬し落選したが、16年の参院選で初当選した。

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