辺野古反対の民意を 「オール沖縄」30日に県民大会


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 米軍普天間飛行場移設に伴う沖縄県名護市辺野古の新基地建設を巡り、沖縄防衛局による設計変更を県が不承認とした判断を世論が支持する姿勢を県内外に示そうと、辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議は30日午後3時から奥武山公園で、新基地建設反対の民意を示す県民大会を開催する。12日、那覇市の自治労県本部で会見を開き発表した。大会は玉城デニー知事や県議ら約60人が登壇する予定で、1万人以上の参加を見込んでいる。

 大会では県の設計変更不承認を支持し、沖縄戦戦没者の遺骨が混じった土砂を新基地建設に使用することに反対することなどを盛り込んだ大会決議を発表する。

 新型コロナウイルスの流行状況によってはオンライン開催も検討しており、24日に最終判断するという。大会に向けた医療スタッフも不足しており、同会議は医療ボランティアへの協力を呼びかけている。

 オール沖縄会議の糸数慶子共同代表は「県民が一つになって新たな基地を作らせない、辺野古新基地建設はノーだと民意をしっかり表す機会だ」と決意を示した。
  (武井悠)