トラックのコンテナを自動で塗装 「ボディプリンター」を県内で初導入 トータルロジスティクス(うるま)


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オートボディプリンターによる印刷を実演する沖縄トータルロジスティクスの森田幸二郎社長=20日、うるま市勝連南風原の同社

 【うるま】物流業の沖縄トータルロジスティクス(うるま市、森田幸二郎社長)は、コンピューターから画像データを送信し、トラックのコンテナなどに自動でペイントする「オートボディプリンター」を県内で初めて導入した。機器はリコーデジタルペインティング(東京)製で、全国で約30機導入されている。フィルム(カッティングシート)を貼り付けずに直接印刷する手法で、施工時間や費用の圧縮が図れるという。

 20日、報道各社向けの見学会を開いた。オートボディプリンターは5色の樹脂塗料を使用し、印刷してからの屋外耐久性は3~5年。トラックのコンテナなど凹凸があるものなどにも対応している。軽貨物車、10トントラック、大型バスなどに対応する。

 森田社長は「主流のカッティングシートに比べて費用を半額から3分の1程度に圧縮できる。物流業に次ぐ新たな収益源に育てたい」と話した。

 価格は税別で基本料金3万円、デザイン料5万円~(持ち込みは2万円)に加え、ペイント料が1平方メートル当たり1万3千円。
 (島袋良太)