沖縄県平和祈念資料館、入館者800万人に 戦の実相伝えて22年 愛知の家族に記念品


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(左から)前川早由利館長から記念品を受け取る小嶋遼介さん、啓太郎さん、幸子さん、康孝さん=20日、県平和祈念資料館(同館提供)

 沖縄県平和祈念資料館の常設展示室の延べ入館者数が20日、800万人を超えた。800万人目の入館者となった愛知県在住の小嶋康孝さん(48)と家族に、前川早由利館長から記念品が贈呈された。同資料館は2000年4月に開館した。

 小嶋さんは「光栄だ。子どもたちに平和の心を持ってもらいたく立ち寄った。未来の平和世界の一員になれるように、子どもたちには期待している」と思いを話した。

 前川館長は「入館いただいた800万人の方に悲惨な沖縄戦の実相および教訓を通して平和の尊さを伝えることができた。今後も多くの方に訪れていただけるよう、展示の工夫や多言語化による発信に努めていきたい」と意欲をみせた。 (金盛文香)