オール沖縄、県民大会の声明を公表 登壇者メッセージ、30日午後3時から動画配信


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県民大会のオンライン開催を発表する糸数慶子氏(中央)と高里鈴代氏(右から2人目)ら=29日、県庁記者クラブ

 辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議は29日、県庁記者クラブで会見を開き、30日の「復帰50年!新たな基地負担を許さない県民大会」のオンライン開催を発表した。辺野古新基地建設を巡る設計変更を不承認とした県の支持などを表明した大会声明も公表した。

 当初は那覇市の奥武山公園で開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大を受けてオンライン開催とした。稲嶺進氏、糸数慶子氏、高里鈴代氏のオール沖縄会議共同代表のほか、玉城デニー知事、伊波洋一参院議員が出演する。

 会見で高里氏は、今年が沖縄の日本復帰50年にあたることに触れ「子や孫の代まで基地負担が続くようなことをしてはいけない」と強調した。

 大会声明は、遺骨混じりの土砂使用への反対、基地周辺での有機フッ素化合物(PFAS)汚染への警鐘なども盛り込んだ。同会議は、声明を首相や外相、防衛相など宛てに郵送する予定。

 各登壇者のメッセージは30日午後3時から動画共有サイト「ユーチューブ」で配信する。動画は配信終了後も視聴できる。

(塚崎昇平)