沖縄県立南部医療センター・こども医療センター、夜間の一次救急受け入れを制限 コロナで職員休業が増加


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沖縄県立南部医療センター・こども医療センター(資料写真)

 沖縄県立南部医療センター・こども医療センター(和氣亨院長)は2日、救急救命センターの受け入れを一部制限すると発表した。入院の必要性がない軽症者などの一次救急が対象。重症患者は24時間対応する。

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 平日は午後5時から翌日午前8時まで、土日祝日は午後10時から翌日午前8時の間、救急車の受け入れや、かかりつけ患者の診療のみ対応するという。

 新型コロナウイルスの流行に伴い病院職員の休業者が増加したため、平常時と同様の診療体制を維持することが難しくなっているという。

 同センターは1日から災害時事業継続計画(BCP)を発動しており、新型コロナ以外の一般入院や手術・検査については緊急度や重症度が高い患者を優先している。

 外来紹介は同センターでなければ対応できない専門医療のみに対応している。一般外来については通常通り予約診療を行うが、電話診療などの協力を呼び掛けている。

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