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風味最高 アーサ麺誕生 中部農林高生が開発 北中城の特産活用

北中城村の特産品アーサで麺を開発した中部農林高の生徒たち=15日、うるま市の中部農林高校

 【北中城・うるま】中部農林高校食品科学科の生徒たちがアーサ麺を開発し15日、同校で試作品の製造デモンストレーションが行われた。アーサの拠点産地に認定されている北中城村の村商工会の依頼を受け、生徒たちが2~3カ月間の試作を重ねて開発した。

アーサの風味を閉じ込めた麺は、23日から始まる沖縄の産業まつりでデビューする。
 オクラ麺を開発したノウハウが同校にあることを知っていた村商工会の照屋亮さんが開発を依頼していた。「北中城村の特産品であるアーサの付加価値を上げようと考えた。今後村内の料理店で沖縄そばとしてだけでなく、パスタとしても捉えて、いろいろなメニューを考案してもらう。村の特産品として売り出したい」と話す。
 村商工会によると、第一試作品では、パウダー状のアーサを使用したが、東京都内の試食モニターでは「もっとアーサの風味があっていい」などの意見が出た。同校では、こうした意見を反映させるため、乾燥アーサを水で戻してジューサーで粉砕し、繊維が残る形で麺に練り込んだ。
 同校教諭の屋嘉比仁さんの指導の下、試作に取り組んだ3年生の嘉陽田美紀さんらは「アーサの配分量を10パターン挙げ、試作を重ねた。5%だとにおいがきつく、配分を2%とすることでアーサの風味が残り、緑の色合いもきれいな麺に仕上がった。一押しの逸品」と手応え十分。
 村商工会では、完成を受け、製麺会社に持ち込み大量生産に移行する考えだ。学校給食や高齢者の施設などでもアーサ麺になじんでもらうための企画を展開していく。
 3年生の花城沙苗さんらは「アーサの香りも残しつつも、嫌いな人でも食べられる」と、完成を喜んだ。