沖縄コロナ、若者の人工呼吸器の装着例も 小児から壮年層に感染移行 今週は新規4万人の見込み


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 沖縄県疫学・統計解析委員会は9日、先週(1~7日)の新型コロナウイルス新規感染者3万4225人の情報を基に、今週の新規感染者は3~4万人、入院患者は今週末に1100~1250人になるとの見通しを発表した。

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 年齢別では40代が5375人と最多で、20代が5343人と続く。小児中心だった流行が壮年層へと拡大しているが、高齢者は徐々に減少しているという。頻度は低いものの、20~30代などの若者が人工呼吸器を装着する重症例も発生しているという。1人の感染者が平均何人に感染させるかを示す実効再生産数は本島が1.03人、宮古が0.89人、八重山が0.81人だった。

 県内の流行は宮古と八重山では減少しているものの、本島では拡大が続いており、社会福祉施設では必要な入院治療ができず介護現場でのみとりを余儀なくされているという。
 (嘉陽拓也)


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