FC琉球、7位後退 サッカーJ3第34節


社会
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 サッカー明治安田J3のFC琉球は18日、長野パルセイロと長野県の南長野運動公園総合球技場で第34節を戦い、1―2で敗れた。琉球は13チーム中5位から7位に後退した。12勝6分け13敗、勝ち点は42。琉球は前半45分、DF朴利基のゴールで先制したが、その直後にセットプレーから失点。後半15分に勝ち越しを許した。次節は2位・町田ゼルビアと25日午後3時から、県総合運動公園陸上競技場で対戦する。

(3)南長野(長野2勝1分け)
長野 18勝6分け7敗(60)
2―1(1―1,1―0)
琉球 12勝6分け13敗(42)
▽得点者【野】内野(1)佐藤(10)【琉】朴利基(2)
▽観衆 4411人

悔しい、責任感じる
 薩川了洋監督(FC琉球)の話
 悔しい。3年間、琉球の監督をやってて、長野相手に(通算)1引き分けしかできないことに責任を感じている。リードを守って前半終えたら、また戦い方も違った。ここ3~4試合、長野の得点はセットプレーしかないので気をつけようと言っていたのにやられた。ラスト1分の戦い方はもう少し考えないといけない。

 

痛い 前半終了間際の失点

 前節の首位レノファ山口戦に続き、3位長野パルセイロとの対戦。FC琉球は逆転負けを喫して上位相手に連敗、順位も7位に後退した。
 前半残りわずかの45分。MF富所悠のコーナーキックからDF朴利基がこぼれ球を右足ボレーで決めた。これまでJFL、J3を通じて1勝もできていない難敵を相手に先制点を挙げた。これでチームに弾みが付くはずだった。
 しかしその2分後、朴がファウルを犯し、今度は長野にフリーキックのチャンスを与えてしまう。それを頭で合わせられ、追い付かれた。長野のセットプレーを警戒していた中で、痛い時間帯での失点。朴は「1―0で折り返せていたら違う展開になっていた」と悔やんだ。
 後半15分に勝ち越しを許すと19歳のMF富樫佑太ら4人の控えフィールドプレーヤー全員を投入し、追い上げを図ったが届かなかった。富樫は「全員が前へ攻めたが決定力というか、もう少しシュート数があれば結果に結び付いた」と反省を口にした。
 リーグ残り5戦、5位福島ユナイテッド(勝ち点45)から9位ブラウブリッツ秋田(同40)までが激しい中位争いを繰り広げている。
次戦は2位町田ゼルビアをホームに迎え撃つ。厳しい戦いは続くが、富樫は「攻める意識は維持しながら精度を上げていきたい」と前を向いた。